楊燁さんは大稲埕生まれですが、2、3歳の頃に北投に引っ越したため、幼い頃の記憶の多くは北投のものとなっています。文学・史学に関する仕事は彼にとっては仕事ではなく、もはや天職となっており、年代に沿った周囲の環境の変化や流域の分布を紹介するよりは、在地の視点からさまざまな温泉郷を紹介することを好みました。
そして北投の今昔をまとめるため、多くの時間を研究に費やし、故郷の物件を手に入れて保存してきました。また、北投を訪れる旅行者の多くは温泉に浸かると慌ただしく離れ、長時間滞在するのはごくわずかだと考えています。しかし、北投の素晴らしい場所は温泉だけでなく、歴史的価値のある日本時代の建築物、見る価値のある文化遺産が数多くあり、いずれもさまざまな物語を経て保存され現在に至っています。この歴史における古い建築物は、ぞれぞれが異なる姿を見せています。
今年の街に溶け込む探求者では、彼の視点から北投の地を眺めます。歩みを緩めて天地を感じながらお湯に浸かってみませんか。山々に囲まれ、温泉の煙が立ち込める独特の雰囲気を味わってみてください。