ニューヨークの傑出した創業者に選出された黄謙智さんは11歳の時にアメリカに留学し、その後はコーネル大学にて建築学学士、ハーバード大学にて建築学修士を取得して台湾に戻りましたが、建築家にはなりませんでした。東海大学にてしばらく教鞭を執った後、2005年に「小智研発」を創立しました。再生材料の研究・開発・技術に注力し、数十年にわたる環境「汚染」を持続可能な建築ソリューションへと転化します。
小智研発は「最小化するほど聡明」(It is wise to minimize)であると主張し、ゴミが最少かつ最小となる材料により、カーボンフットプリント、毒性製品が少ない建築物を築き上げることに期待を寄せています。もしかしたら、彼の名前はご存じないかもしれません。人々がよく知る彼の作品としては、台北花博流行館の「遠東環生方舟」があり、回収されたペットボトルを150万本使用して世界初の緑の建築物を築きました。これこそが、黄さんと「小智研発」チームの作品になります。*2019年2月の世界経済フォーラムにて、小智研発(MINIWIZ)は循環経済をリードする企業11社の一つとして評されました。
今年の街に溶け込む探求者では、黄さんの視点から台北の街を眺めます。文化のるつぼが育む独特な風情、無限に続く命のような発展を肌で感じながら、異なる視点にてこの街を覗いてみましょう。